マザーキーパー
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『マザーキーパー』は月刊コミックブレイドで連載中の漫画。作者は空廼カイリ。2007年3月現在、2巻まで発売されている。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] あらすじ
スラムに住む少年リカルナは、EDENに対抗するレジスタンス、COSMOS(コスモス)のメンバーである。EDENのヘブンスタワーの最深部・エリア零にあるマザーを破壊するため仲間と共にエリア零へ進入したリカルナは、そこでマザーを守るサイボーグ、マザーキーパーと対峙、戦いの末殺されてしまう。それから時が流れ、目を覚ましたリカルナは自分が生きていることと容姿の変化に驚く。そんな彼の前に現れたエリア零の責任者、ジムはリカルナに彼をサイボーグにし、マザーキーパーとして戦うように告げる。
[編集] 登場人物
[編集] EDEN
- リカルナ・フォルドー
- 主人公。元はレジスタンス・COSMOSのエースだったが、ジムの策略により一度死亡、10年後サイボーグとして復活する。最初は無理矢理マザーキーパーとして戦わされるのを拒否したが、トルキスとの戦い以降、利害一致によりマザーキーパーとして戦うことを承諾する。幼い頃に妹共々親に捨てられる。妹のレナードと二人で暮らしていた。かなりのシスコン。
- 現在使っている武器はジムが作った特注品で自信作。二丁拳銃、名前は「ディアボロス」。口径は70、装弾数7+1のオートマチックマグナム。全長は375ミリ、重量は4019グラム。大口径の弾丸にも関わらず切り詰めたバレルで撃ち出せる様に改良しており、最初は緩やかにだが銃口が近付くにつれ細かくなっている仕組みになっており、安定させている。弾は45ACP弾の約2倍で重めの弾丸。初速は有名なトカレフに並ぶ。弾頭にはS字のミゾがあり、着弾時に対象物を抉る様に破壊する様になっている。そして接近戦にも対応可能になっている。しかし問題点があり、マズルフラュシュは腕の皮膚を焼いたり、反動で骨は砕け、どんな者でも吹っ飛ばされてしまう。だがリカルナの装甲は特殊で耐久性にも優れており、今のリカルナ自身重量があるので、使う事が出来るのはリカルナだけ。
- 左目はサイボーグ化された時に義眼となっている。髪は元は黒髪の短髪だったが、死んだショックで白髪化、十年の月日の間に長髪になっている。今では髪を後ろで一つに纏めている。
- シャル・ファインデッド
- EDENのAREA零に配属している、リカルナ同様マザーキーパーの一人。ジムやリントからは「シャル」と呼ばれている。金髪碧眼で髪を結んでいる。一人称は「ボク」だが女。明るく活発で人に接するのが好きで時にはフォローしたりする良い性格だが、戦闘に入ると人格が豹変する。本人曰く「あんなエゲツない殺し方」をしてしまう程の変わり様である。そして戦闘力もあり、武器は体術やロッドを使用する。小柄な体格だが一発が重く、アクロバティクな動きが出来る程の運動能力をもっている。
- EDENに侵入したレジスタンス(COSMOS)との戦闘で一度だけ左腕を破壊された事がある。
- 実は10年前にリカルナを死亡させた本人。元はリカルナ同様、スラム出身でシュレーダーの誤認によって焼き払われた非武装地区B-60コロニー出身。さらに元奴隷の過去を持つ。奴隷時代、瀕死の重傷を負ったところをジムによってサイボーグにされる。マザーキーパーとして戦う理由はジムへの恩返しのため。仲間意識が強く、リカルナにも親切に接する。
- リント・カイゼル
- EDENのAREA零に配属している、リカルナやシャル同様マザーキーパーの一人。黒髪に黒瞳で大人の風貌を持つ。一人称は「私」。服も全体的に黒く、スーツやコートを着ている。マザーキーパーの中では恐らく年上だろう。性格は大人びており、知的であまり感情が表に出ない。喜怒哀楽の表情を「主観的表情」と言う。リカルナの事を「馬鹿」と言ったり、握手する時にわざと左手を出して理解力を測ろうとしたりもした。本人(リント)は当然の様に言っているが、相手(リカルナ)にとってはムカツクらしい。そして空気を読む事が出来ず、本人は自覚していない。
- 主にセキュリティ管理をしている。EDENの中にあるセキュリティパネルの操作もしており、戦闘時にも操作をしており援護している。敵の侵入や被害状況などをジムに知らせたりもしている。戦闘には直接出る事無く、別の場所に居る。EDENと同調する事が可能で、全てのゲートやルート、被害状況などの操作をしている。これを「ジェノサイドモード」と本人は言っている。セキュリティパネルが破壊されるとリント自身にも怪我を負う様になっている、これはリントがEDEN(ヘブンスタワー)と同調しているからだと思われる。
- 死刑囚という過去を持つ。本編ではまだ明かされていない。
- ジム
- ヘヴンスタワーAREA零の責任者。マザーキーパーの制作者。エリア零のみではなく、EDENでも最高位の権力を持つ。女性ではあるが言葉遣いは男らしく、性格は自己中心的で暴力的なマッドサイエンティスト。その勝手な性格から上層部からは疎まれている。リカルナをマザーキーパーにした張本人。10年以上姿が変わっていないが、その理由は不明。
[編集] スラム
- レナード・フォルドー
- リカルナの実妹。幼い頃兄と共に両親に捨てられたトラウマから、兄以外の人間には完全に心を開かず人見知りが激しい。兄であるリカルナだけ「レナ」と呼ぶ(他の人間に呼ばれることを嫌うため)。10年前兄をマザーキーパーに殺された恨みから復讐のためレジスタンスCOSMOSに加わる(実際にはリカルナは生きていたが、彼女はそれを知らず、目の前にいた兄にも気づかなかった)。しかし兄を死なせたことからCOSMOSの仲間との協調性はなく、復讐のためだけに戦っている。戦闘力は高く、シャルの左腕を吹き飛ばした。
[編集] 単行本
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