マッド・アイ・ムーディ
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マッド・アイ・ムーディ(Mad-Eye Moody、本名:Alastor Moody)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズ、及びその派生作品に登場する架空の魔法使いである。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場巻
[編集] 人物
ムーディは、かつて闇祓いとして数多くの死喰い人と戦い、捕まえてきた(その数は「アズカバンの半分を埋めた」と評されている程)。その過程で顔は傷だらけになっており、特に鼻は大きく削がれている。更に、片目と片足を奪われており、失った目の代わりとして「魔法の目」(魔力を持ち、物を透視して見ることが出来る)を、足の代わりとして義足をそれぞれはめている。
歳を経るに従って被害妄想にとりつかれるようになり、闇祓いを引退して隠居生活を送っていたが、4巻で親友のアルバス・ダンブルドアに頼まれ、1年間の条件つきで「闇の魔術に対する防衛術」を教えることになる。しかし、ホグワーツに赴任する前日にバーテミウス・クラウチ・ジュニアに襲撃され、自身のトランクの中に閉じ込められてしまう(その後はジュニアがポリジュース薬でムーディに成りすましていた)。その為、4巻で本物が登場したのは、終盤の数ページだけである。
5巻では不死鳥の騎士団の団員として登場し(もちろん本物)、神秘部の戦いにも参加した。6巻ではダンブルドアの葬儀に出席。
性格はやや気難しいところもあるが、さすがに歴戦をくぐり抜けてきた闇祓いだっただけあり、ハリー・ポッターをサポートしたり、ニンファドーラ・トンクス等の若い騎士団員に指図したりと随所で存在感を示している。
[編集] 映画
ブレンダン・グリーソンが演じている。