アズカバン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アズカバン(Azkaban)は、J・K・ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する架空の刑務所である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
海(恐らく北海)の彼方の孤島にある、魔法界の刑務所(魔法使い・魔女のみならず、屋敷しもべ妖精等の魔法生物も収監される)。吸魂鬼が看守を務めている為に脱獄は不可能だとされる(但し、過去に吸魂鬼を欺いて脱獄に成功した者もいる。後述)。
吸魂鬼が看守を務めているため、囚人は生きる喜びや幸福を吸い取られ、次第に食べる気力さえ失うようになる。その為獄死する者も多い。監獄の脇には墓地があり、アズカバンで獄死した者たちはここに葬られる。
5巻終盤、ヴォルデモートの要請で吸魂鬼がアズカバンを放棄したことが報道されているが、6巻の記述によれば何らかの形(恐らく「闇祓い」)で運営されているらしい。
[編集] 収監者
- 以上9名は5巻時に一時脱獄したが、5巻の神秘部の戦いの際にアルバス・ダンブルドアに捕縛され、逮捕された。
- スタン・シャンパイク
- 「夜の騎士(ナイト)」バス・車掌。無実の罪で収監中。
- マンタンガス・フレッチャー
- 不死鳥の騎士団の団員。6巻で、亡者に化けて人を襲い収監される。
[編集] 獄中死
- クラウチ夫人(故人)
- ポリジュース薬の力で息子と入れ替わり、そのまま死去。
- モーフィン・ゴーント(故人)
- 6巻の「憂いの篩」に登場。マグルに違法な呪いをかけた罪で3年間服役し、一度は出所するも、ヴォルデモートにリドル夫妻の殺人の罪を着せられ再収監、そのまま獄中死した。
- ホキー(故人)
- 6巻の「憂いの篩」に登場。主人ヘプジバ・スミスを誤って殺害したとして逮捕され、獄中死した。
[編集] 脱獄犯
- シリウス・ブラック(故人)
- 3巻で、「動物もどき」である事を利用して脱獄。
- バーテミウス・クラウチ・ジュニア(廃人)
- 4巻で、ポリジュース薬の力で母親と入れ替わり、脱獄したことが明らかになった。
- 5巻で、ヴォルデモートの手引きで脱獄。現在指名手配中。
[編集] 出所者
- 2巻で、「秘密の部屋」事件に関連していた為に収監されたが、疑いが晴れ釈放。
- イゴール・カルカロフ(故人)
- フレッド&ジョージの話では、彼が短期間、何らかの罪で服役したことがあるらしい。[要出典]
- スタージス・ポドミア
- 不死鳥の騎士団の団員。5巻で収監され、半年間服役(6巻現在は出所したと推測される)。
- マールヴォロ・ゴーント(故人)
- 6巻の「憂いの篩」に登場。息子を守る為に魔法省の役人を傷つけ、半年間服役。
|
|
---|---|
各作品: | 賢者の石 - 映画 | 秘密の部屋 | アズカバンの囚人 | 炎のゴブレット | 不死鳥の騎士団 | 謎のプリンス | 死の秘宝 |
魔法・魔法薬・人物: | 魔法一覧 - ホークラックス - 破れぬ誓い | 魔法薬一覧 - ポリジュース薬|人物 |
用語: | マグル - スクイブ - 秘密の守人 - パーセルタング- パーセルマウス |
地理・建造物等・汽車等: | ダイアゴン横丁 - ホグズミード - リトル| 魔法省 - アズカバン - 漏れ鍋 - 病院 - 9と3/4番線| ホグワーツ特急 |
学校: | ホグワーツ - ダームストラング - ボーバトン |
架空の生物: | 吸魂鬼 - 屋敷しもべ妖精-魔法生物一覧 |
クィディッチ: | クィディッチ - 箒 - シーカー - ブラッジャー |
植物・お菓子・ジュース: | 鰓昆布 | 蛙チョコレート - 百味ビーンズ | かぼちゃジュース| 悪戯グッズ一覧 |
教育令・ペット: | 教育令第24号 | ヘドウィグ - クルックシャンクス |
組織・寮: | 不死鳥の騎士団 - 死喰い人 - ダンブルドア軍団| グリフィンドール - スリザリン - レイブンクロー - ハッフルパフ |
書籍: | 書物一覧 |
ファン・作者関係: | ポッタリアン | 松岡佑子 - J・K・ローリング |
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | ハリー・ポッター | 架空の建築物