マルバネクワガタ属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?マルバネクワガタ属 | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | ||||||||||||||||||
|
マルバネクワガタ属は昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属する分類群。東アジアからインドに渡って分布する。
大歯型では大アゴがアーチ状になっており、先端付近の内歯で噛み合うようになっている。両歯型ではオニクワガタ属のようになる。尚、オニクワガタ属に統合すべきとの考え方もある。
体色は全身が黒いものが多く一般的には地味なイメージがあるが、全体或いは前翅のみが褐色のものやツヤクワガタ属の一部のように斜めに黄色い模様がつくものも多数存在する。判別も前胸背板の後角が尖り方、大アゴの内歯の大きさ、有無によって行う。
[編集] 種類
[編集] 日本
日本では奄美諸島や八重山諸島に生息するため馴染みが薄いが、最大個体は6cm程になり、横幅もある。
以前はチャイロマルバネクワガタ以外はタテヅノマルバネクワガタとして括られていた。
- アマミマルバネクワガタ Neolucanus progenetivus
- オキナワマルバネクワガタ Neolucanus okinawanus
- 沖縄本島に生息する。艶がある。アマミマルバネクワガタの亜種とする説もある。
- ヤエヤママルバネクワガタ Neolucanus insulicola
[編集] 日本以外
- マキシムマルバネクワガタ Neolucanus maximus
- パリーマルバネクワガタ Neolucanus parryi
- インドシナ半島に生息する。斜めの黄色い模様を持つが、うっすらと模様があるもの、斜めより少しふっくらとしているものなどもいる。