ミラノの奇跡
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ミラノの奇跡は、2005年1月9日にジュゼッペ・メアッッアで行われた2004-2005シーズンのセリエA第18節で、インテル・ミラノがサンプドリアに0-2の状態から試合終了間際に大逆転、3-2で勝利しシーズン無敗記録を継続させた試合のことである。
[編集] 試合内容
試合は前半44分にサンプドリアがトネットのゴールで先制すると、さらに後半37分にはインテルの守備のミスからクトゥゾフがカウンターを決めて0-2とし、インテルの今シーズン初の黒星を付ける上で大きく前進する。今シーズンこういう場面を何度も追いついてきたインテルだが、後半32分にチームの柱であるアドリアーノを交代したことにより、サポータの不安が募り一斉に家路に着きはじめる。
しかし後半43分にレコバのパスにこの試合で初めてペナルティボックス付近で前を向いた マルティンスが反応しゴールを決めて1点を返し1-2とする。
さらに後半46分にはマルティンスのオーバヘッドの折り返しをヴィエリがダイレクトボレーで決めて奇跡の2-2の同点となる。
だが、この日のインテルはこれで終わらなかった。ロスタイム終了間際の後半48分にゴール前の競り合いからスタンコビッチが落として、最後はレコバがペナルティエリアの外からミドルシュートを決めて3-2の逆転に成功する。 そして試合はそのまま終了。
終了間際のわずか6分間で3点を決めて無敗記録を継続させることができた。
[編集] その後
2005年2月27日の第26節ACミラン戦で0-1で負けたことにより無敗記録はストップする。