ヨウ化カリウム
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ヨウ化カリウム | |
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IUPAC名 | ヨウ化カリウム |
別名 | |
組成式 | KI |
式量 | 166.00 g/mol |
形状 | 無色固体 |
結晶構造 | |
CAS登録番号 | [7681-11-0] |
密度と相 | 3.13 g/cm3, 固体 |
水への溶解度 | g/100 mL ( ℃) |
融点 | 681 ℃ |
沸点 | 1330 ℃ |
出典 |
ヨウ化カリウム(—か—)は、カリウムとヨウ素からなる無機化合物。化学式 KI、式量 166.00 で、潮解性を持つ無色の固体。
水酸化カリウムとヨウ化水素酸の反応によって得ることができる。水溶液中では電離してヨウ化物イオンとカリウムイオンになっている。硫酸の存在でヨウ素が遊離するので、この性質を用いて滴定反応に広く用いられる。極性溶媒に容易に溶ける。工業的にはヨウ化化合物を作るための材料として用いられる。また、水には溶けないヨウ素がヨウ化カリウム水溶液には三ヨウ素イオン (I3−) となって溶解し、ヨウ素ヨウ化カリウム溶液となる。この溶液はヨウ素液と通称され、ヨウ素デンプン反応を起こす。