ライヴ・イン・ジャパン (ジョージ・ハリスン)
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ライヴ・イン・ジャパン | ||
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ジョージ・ハリスンwithエリック・クラプトン&ヒズ・バンド の アルバム | ||
リリース | 1992年 7月10日 | |
録音 | 1991年12月1日~17日 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 87分16秒(初発) | |
レーベル | ダーク・ホース/ワーナーミュージック・ジャパン(初発) ダーク・ホース/東芝EMI(現行盤) |
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プロデュース | スパイク&ネルソン・ウィルベリー(ジョージ・ハリスン) | |
ジョージ・ハリスンwithエリック・クラプトン&ヒズ・バンド 年表 | ||
ダーク・ホース 1976-1989 (ジョージ・ハリスン) (1989年) ラッシュ (オリジナルサウンドトラック) (1992年) |
ライヴ・イン・ジャパン (1992年) |
ブレインウォッシュド (ジョージ・ハリスン) (2002年) アンプラグド~アコースティック・クラプトン (エリック・クラプトン) (1992年) |
ライヴ・イン・ジャパン(原題: Live in Japan)は、1992年7月10日に発表されたジョージ・ハリスンのライヴ・アルバムである。1991年12月1日から同年12月17日にかけて行われたハリスンのエリック・クラプトンとのジョイント・ツアーの模様を収録している。
目次 |
[編集] 解説
エリック・クラプトンと彼のバックバンドを率いて1991年12月に日本で行われた、ジョージ・ハリスンにとって実に17年ぶりとなったコンサート・ツアーから、クラプトンがリード・ヴォーカルを務めた楽曲を除いた19曲を収めたライヴ盤。プロデューサーのスパイク&ネルソン・ウィルベリーとはハリスンが覆面プロジェクト「トラベリング・ウィルベリーズ」のアルバムの中で使用した二つの変名であり、すなわち本作は彼自身によるセルフ・プロデュース作品である。 全米で最高126位、全英ではチャートインなしという結果に終わったものの、アルバムが録音された日本のチャートでは堅調な売れ行きを見せ、オリコンのアルバムチャートで初登場15位にランクインした。アルバムの発表後には、イギリスのジェネシス出版から3000部限定でハリスンの直筆サインが入った同名の豪華本が出版されている。ツアー・メンバーの回想録とコンサートの模様を撮影した写真から構成されたこの本には、付録に同内容の2枚のCDが付いていた。また、このアルバムに採用されているテイクの録音日の詳細なども記されている。
日本では1997年に薄型のジュエルケース仕様での廉価版が限定で再発売されたが、その後レコード会社との契約の問題から廃盤になっていた。2004年にデジタル・リマスタリングとリミックスを施されて数枚のスタジオ録音作品とともに再発売された。他のアルバムの再発盤がリマスターのみにとどまっていたのに対して、このアルバムだけは歓声の大きさや位置、トラックの演奏時間の長さなどがオリジナルとやや異なっている。また、他のアルバムはCDDA(東芝EMIからリリースされた日本盤はCCCD)での再発だったが、このアルバムのみSACDとのハイブリッド仕様となっている。
[編集] 収録曲
- All Songs by George Harrison (Except where Noted)
- アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー - I Want To Tell You — (4:33)
- オールド・ブラウン・シュー - Old Brown Shoe — (3:51)
- タックスマン - Taxman — (4:16)
- ギヴ・ミー・ラヴ - Give Me Love (Give Me Peace On Earth) — (3:37)
- 恋をするなら - If I Needed Someone — (3:50)
- サムシング - Something — (5:21)
- 美しき人生 - What Is Life — (4:47)
- ダーク・ホース - Dark Horse — (4:20)
- ピッギーズ - Piggies — (2:56)
- セット・オン・ユー - Got My Mind Set on You — (4:56)
- (Composed by Rudy Clark)
- クラウド・ナイン - Cloud 9 — (4:23)
- ヒア・カムズ・ザ・サン - Here Comes The Sun — (3:31)
- マイ・スウィート・ロード - My Sweet Lord — (5:42)
- 過ぎ去りし日々 - All Those Years Ago — (4:26)
- チアー・ダウン - Cheer Down— (3:53)
- デヴィルズ・レイディオ - Devils Radio— (4:25)
- イズント・イット・ア・ピティー - Isn't It A Pity— (6:33)
- ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス - While My Guitar Gently Weeps— (7:08)
- ロール・オーヴァー・ベートーヴェン - Roll Over Beethoven— (4:45)
- (Composed by Chuck Berry)
※演奏時間は1992年に発売された初発盤のもの。2004年にリリースされた現行盤では一部トラックの演奏時間の長さが大きく異なる。
[編集] 演奏者
- George Harrison - Lead vocals, guitars
- Eric Clapton - Guitar, backing vocals
- Andy Fairweather-Low - Guitar, backing vocals
- Greg Phillinganes - Keyboards, backing vocals
- Chuck Leavell - Keyboards, backing vocals
- Nathan East - Bass, backing vocals
- Steve Ferrone - Drums
- Ray Cooper - Percussion
- Tessa Niles, Katie Kissoon - Backing vocals.
[編集] 外部リンク
- Album Cover - ジャケット写真
- Album Lyrics - アルバム収録曲の歌詞