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リトマス(litmus)は地衣類の1種リトマスゴケから採取する紫色の色素。ろ紙にしみこませたものはリトマス紙またはリトマス試験紙と呼ばれ、酸塩基指示薬として用いられる。
変色域が広く、酸性(pH < 5)では赤、塩基性(pH > 8)では青く呈色するため、単に酸性か塩基性かを判定するのに用いる。酸・塩基の濃度を求める中和滴定の際に、通常リトマスを用いないのは、このように変色域が広く中和点を判断する際、正確性に欠ける為である。 よく小学生の授業で使われる。