ルーヴェン
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ルーヴェン市 | |
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地理 | |
地域圏 | フランデレン |
州 | フラームス・ブラバント州 |
郡 | ルーヴェン |
Location | 50°52′N 04°42′E |
地域 | 56,63 km² |
ルーヴェン(オランダ語:Leuven(ルーヴェン)、フランス語:Louvain(ルーヴァン))は、ベルギー・フラームス・ブラバント州の州都である。現在の市街地は歴史上のルーヴェン市域と隣接した Heverlee、Kessel-Lo、Korbeek-Lo の一部、Wilsele、Wijgmaal を含んでいる。人口は89,910人(男性44,331人、女性45,579人、2005年1月1日)。広さは56.63km²あり、1km²あたり1587.67人の人口密度である。
目次 |
[編集] 歴史
891年、西ローマ皇帝アルヌルフがヴァイキング軍を打ち破ったとき、Loven として言及されたのにはじまる。伝説によればその赤、白、赤の紋章は、戦闘後の血に染まったデイレ川の岸辺を描いたものだという。デイレ河畔にあり又ブラバント公の要塞への近さのために、11世紀から14世紀にかけて、ルーヴェンは公領における商業の最も重要な拠点となった。織物生産の拠点としての以前の都市の重要性の一端は、14-15世紀の文章で lewyn(外には: Leuwyn, Levyne, Lewan(e), Lovanium, Louvain)として知られる典型的なルーヴェンのリネンによく反映されている。
15世紀、低地地方で最も大きく且つ最も古い大学の創設と共に新しい黄金時代が創められた。1425年創立のルーヴェン・カトリック大学 (Katholieke Universiteit Leuven, K. U. ルーヴェン) である。
18世紀になり、のちに Interbrew として世界最大になる醸造所(2004年に InBev に改称)の繁栄もあってルーヴェンの重要性は増した。InBev 本社とステラ・アルトア醸造所は、実際、鉄道駅からメッヘレンへの運河にいたる、市街の北東部の大分を占めている。
20世紀、この町は2度の世界大戦によって重大な損害を受けた。第一次世界大戦の緒戦において侵入したドイツ軍はルーヴェンで虐殺をなし、市街やK. U. ルーヴェンの図書館を焼き払った。また、図書館は大戦の終了後アメリカの義捐基金およびドイツからの賠償金によって完全に再建されたが、それを第二次世界大戦で再び侵攻してきたドイツ軍は、市街にはほとんど手をつけずに図書館をのみ放火した。図書館は再度立て直され、悲惨な戦争の象徴として立っている。
[編集] 主な施設
- レメンス音楽院(Lemmens-Institut)