レイピアミサイル
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レイピア ミサイル (Rapier missile) はイギリスのブリティッシュエアクラフトコーポレーション (BAC) 社が開発したイギリス陸軍とイギリス空軍の地対空ミサイル。
[編集] 概要
イギリスはアメリカのモーラーミサイルシステムの購入を予定していたが、そのバックアップであったET.316プロジェクトの一環で1960年代から開発が始められた。このプロジェクトは低空を高機動で飛行する超音速機を迎撃することを目的としていた。そして、モーラーミサイルシステムの購入がキャセルされてから、ET.316プロジェクトは完成に向けて開発が進められた。
1971年にイギリス軍に納入され、主に飛行場の防衛任務に就いた。レイピアは4発を搭載した発射機、FSB2光学レーダー誘導ユニットを搭載した管制車両、弾薬補給車、その要員が3台のランドローバーによって運用された。実戦でも原型のFSB1がフォークランド戦争において低空を飛行する航空機に対して絶大な威力を発揮した。
BAC社から改編されたブリティッシュエアロスペース (BAe) 社は、アメリカのM548キャリアーを使用してイラン向けにレイピア装軌車 (Tracked Rapier) を開発したが、イランの政権崩壊(イラン革命)に伴いイギリス空軍に提供した。
後にBAe社の誘導兵器部門(マトラ BAe ダイナミクス)を引き継いだMBDA社によってレイピア FSC (Field Standard C) が開発された。レイピア FSCはブラインドファイア追跡レーダーとダガー監視レーダーの複合システムを使う。1996年に軍へ納入され、現在はイギリス砲兵連隊 (RA) が運用している。
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