レモン牛乳
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レモン牛乳(レモンぎゅうにゅう)とは、栃木県内の製乳メーカー2社が生産している乳飲料で、無脂肪牛乳や生乳に甘味とレモンの香りを加え、黄色く着色した飲料の通称である。レモンなどの果汁や酸味料は入っていない。
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[編集] 概要
宇都宮市の老舗製乳メーカー「関東牛乳」が第二次世界大戦後間もないころに開発、「関東レモン牛乳」の名前で商品化したのがはじまり。同市内の牛乳販売店のほか、学校の購買部や運動会など学校行事での販売を通し売れ筋商品となり、同市民にとって馴染み深い飲料である。2002年頃から宇都宮市内のセブン-イレブンで取り扱いがはじまり人気が再燃していたが、関東牛乳の廃業に伴い2004年9月で一度生産中止となった。製造中止を惜しむ市民からの声が相次ぎ、下都賀郡大平町の製乳メーカー「栃木乳業」が「知名度のある商品を残そう」と製造を関東牛乳から継承、2005年1月に「関東・栃木レモン」の名で復活した。紙パックの200mlと500mlタイプがあり、栃木県内のセブン-イレブン(一部店舗)や地場スーパーなどで入手できる(2007年4月現在)。
一方、宇都宮市の製乳メーカー「針谷乳業(はりがいにゅうぎょう)」も「針谷おいしいレモン」の名称で商品化している。セブン-イレブンで入手できる「関東・栃木レモン」と比べて流通量が絶対的に少なく、購入できる場所は宇都宮市またはその近郊の一部商店や自販機などに限られていたが、2007年から栃木県内のファミリーマートの一部店舗で販売されるようになった。こちらは紙パックの200mlタイプのみ。
[編集] 商品詳細
- 関東・栃木レモン - 栃木乳業
- 針谷おいしいレモン - 針谷乳業
- 砂糖は使わず、ぶどう糖果糖液糖を使ったさわやかな甘さ。着色料はクチナシ色素を使用している。
[編集] その他
- 2003年以降、日本では生乳100%のものしか「牛乳」と表記することができなくなったため、商品名から「牛乳」が省かれた。
- ご当地B級グルメなどがブームとなり、インターネットの普及などによって徐々に知名度が上がっている。
- 関東牛乳の製品には原材料の中に「インスタントコーヒー」とダイレクトな表示がなされている「関東コーヒー」というものもあった。
[編集] 関連商品
- レモン牛乳アイス - 宇都宮市の食品メーカー「フタバ食品」がバーアイスとモナカアイスの2種類を製造。
[編集] 外部リンク
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