ログハウス
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ログハウスとは、丸太を水平方向に、井桁のように組み合わせて建てた建物を指す。スカンジナビアの伝統的な構法。ログハウスという言葉は和製英語であり、英語ではLog CabinまたはLog Homeと呼ぶ。 “ログ”とは丸太の意である。
丸太を組み合わせて壁を構成したもののほか、 丸太ではなく角材(角ログ)を使用するもの、 丸太は柱や梁にのみ使用して壁には漆喰などを使用するものなどもログハウスとして扱われている。 日本古来の校倉造の正倉院は断面が三角形の木材を組み上げて作られていて、 これなどもログハウスと見なせる。
ログハウスの特徴として、湿度の調整がとても優れており、また木の断熱性の高さから夏は涼しくて冬は温かいということが挙げられる。また、コンクリートなどに比べて感触が良く、木の温もりを感じることができるなどの特徴もある。
17~18世紀には北アメリカに伝搬し、西部開拓の象徴として広まった。日本には、1970年頃に導入されている。
ログハウスによく使われる樹種としては、ウェスタン・レッドシーダー、ダグラスファー、スプルース、フィンランドパインなどが代表的である。
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[編集] 工法
[編集] 丸太組み工法
ログに欠き込みを入れて交差させながら積み上げて壁面を構成する工法。 欠き込みはノッチと呼ばれ、 様々な形状がある。 横に積んだ木材が乾燥と荷重によって数年かかって縮み下がる セトルダウン(またはセトリング)と呼ばれる現象が伴うので、 窓などの建具を予め将来起こるべきセトリング幅を見越して寸足らずに作っておく必要がある。 この場合 上部の隙間はトリムボードと呼ばれる装飾を兼ねる板材をあてがって隠しておく。 太い丸太の皮を手で剥き、チェーンソーを使ってカットした手作り感覚のログハウスを“ハンドカット・ログハウス”、機械加工で均一な大きさにカットした丸太またはを使ったログハウスを“マシンカット・ログハウス”と呼ぶ。マシンカット・ログハウスには丸太のみならず長方形の角材を使用したものも多く、一般に角ログなどと呼ばれログハウスとして扱われている。マシンカットログハウスはフィンランドが発祥の地といわれており、北欧ではごく一般的に見られ、カラフルに塗色されることが多い。見た目がすっきりしており、設計自由度も高く家具の納まりが良い、単価が安いなどのメリットがあり、現在日本でも最も多く普及している。
[編集] ポスト&ビーム工法
柱や梁に丸太を使った木造軸組構法、いわゆる在来工法である。壁には内外装ともに漆喰、モルタル、板などが主に使われる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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