ロケット団
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ロケット団(ロケットだん、Team Rocket)は、テレビゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する架空の団体である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
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[編集] 概要
カントー地方及びジョウト地方を拠点とする、ポケモンを悪事に利用し、世界征服をたくらむ秘密結社。マフィア。赤い「R」の文字がトレードマーク。首領はトキワシティのジムリーダーでもあるサカキ。創立者はサカキの母親。
団員は黒いベレー帽を被って黒装束の制服を着ている。また、「はぐれけんきゅういん(研究員)」もロケット団とともに出没するが、同じロケット団の仲間かどうかは不明。はぐれ研究員は研究員の服を着ている。その上、「かじばどろぼう(火事場泥棒)」にもロケット団とともに出没するが、どうやらサカキや幹部に雇われているようだ。火事場泥棒は泥棒の服を着ている。
[編集] ゲームでのロケット団
トレーナーにはそれぞれ固有の名前がついているのに対し、ロケット団の戦闘員は全て名前が「したっぱ」となっている(「かんぶ(幹部)」も登場する事がある)。
赤・緑・青版では、ロケット団の「したっぱ」は「ロケットだんいん」とのみ記され、男性の姿をしたものしか登場しなかった。ピカチュウ版で登場するロケット団員は、一部容貌がアニメで登場するムサシ・コジロウに近くなった。また、金・銀・クリスタル版では女性も登場し制服のデザインが男女で違うものになった。またはぐれ研究員は「はぐれけんきゅういん(ファイアレッド・リーフグリーンでは単に「けんきゅういん」)の○○○(○の中は名前)と記された。ちなみに、火事場泥棒も「かじばどろぼう(ファイアレッド・リーフグリーンでは単に「どろぼう」)の○○○(○の中は名前)」と記されている。
[編集] ストーリー上の位置付け
ゲーム版のストーリーは、ロケット団が特定の場所を占拠し集団でプレーヤーに戦闘を挑んでくる設定になっている。手持ちポケモンはどのロケット団員も似通っており、レベルが近い(出現する場所による)どくタイプのポケモンやコラッタ・ラッタなどを2~4匹程度繰り出してくる傾向がある。
赤・緑・青では、カントー地方のオツキミ山・タマムシシティのゲームセンター地下(ロケット団のアジトがある)・ヤマブキシティのシルフカンパニー本社に出没する。また、ハナダシティ近辺でプレーヤーを勧誘してくる。このとき「きんのたま」が手に入るので、これを売ると非常な収入になる。
ロケット団のボスであるサカキとは、タマムシシティのゲームセンター地下・シルフカンパニー本社最上階の社長室・トキワシティのジムで対決することになる。手持ちポケモンは次第に増えていき、最終的にジムで戦うときに5体になる。なお、ジムでの対決後サカキはロケット団の解散をほのめかす発言をして姿をくらますが、これ以降もタマムシシティにのみロケット団員の姿をした人物が、またグレンタウンにのみはぐれ研究員と火事場泥棒が出没する。ただし、戦闘を済ませた後であれば、これらロケット団の残党と戦うことはない(はぐれ研究員・火事場泥棒も同様)。
続編である金・銀・クリスタルでは、ヒワダタウンのヤドンの井戸・チョウジタウンの売店地下のアジト・コガネシティのラジオ塔と地下倉庫に出没、ハナダシティでも残党が出現する。いかりのみずうみで出会う「赤いギャラドス」は、ストーリー上はロケット団が発した怪電波によってコイキングが無理やり進化させられたものという設定になっており、この関係でロケット団員(とはぐれ研究員)はチョウジタウンに潜伏している。ストーリーを進めていくうちにラジオ塔と地下倉庫はロケット団員(とはぐれ研究員と火事場泥棒)が占領した。また、こちらのバージョンでは性格設定などが具体化しているため、したっぱと表記されていても一度戦ったキャラだと分かるものが出てきた。
ファイアレッド・リーフグリーンでは、赤緑青での出来事に加え、赤緑青と金銀クリスタルの間に起きた事件を知ることができる。どうやら、サカキが解散発言をした後も残党は存在していたようであり、5のしまに逃れて「ポケモンをしんかさせるでんぱ」について研究していたようである。なお、旧来の赤緑青と違い解散発言後はタマムシシティにロケット団は姿を見せなくなる(が、ロケットゲームコーナーという施設はなくなっていない)。
「ポケットモンスター ルビー・サファイア」「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」には登場せず、ルビー・サファイアは赤装束のマグマ団と青装束のアクア団とで、ダイヤモンド・パールはギンガ団という、ロケット団とは違う悪の軍団が登場する。
[編集] アニメのロケット団
基本的に原作のゲームとほぼ同じ設定になっている。ただし、アニメでは、組織の実像がより詳細に描かれてる。
よほど資金に余裕があるのか、それなりの規模の基地が各地に存在し、「ミュウツー!我はココに在り」では、巨大なヘリコプター群が登場している。また、メカの開発にも積極的で、優秀な科学者達(ロケット団員)が開発を行っている。
物語のほとんどはムサシ・コジロウ・ニャースの3人衆が第1話を除く全ての回で「なんだかんだと聞かれたら~」の口上(なおこの口上はシリーズにより変化している)で登場し、サトシのピカチュウが、レベル以上の技を使う珍しいポケモンだと認識して、多種多様なメカを使って執拗にピカチュウを強引に捕獲しようとするがいつも失敗に終わる。そのメカの費用を捻出するため生活を切り詰めており、野宿は毎日のこと、さらにはポケモンフードを食べてしのぐなど、ホームレスのような悲惨な生活を続けていた(ただし、最近では悪人なのに働いたり、食事にありつけたり人間らしい生活をキープしている)。また、過去描写や現在に至るまでの波瀾万丈の経緯についてのエピソードがたまに描かれてる。視聴者の間では、「解雇されているかもしれないから、出る必要がないのでは。」という声がある。タイムボカンシリーズの「三悪」に興味を持ってモチーフにした可能性が高い。
ロケット団員の制服は、原作のゲーム版と同じだが、一部の団員はそれとは異なる制服を着用しており、階級や立場などがそれで区別されてる模様。
[編集] 歴代首領
- ゲーム
- アニメ
サカキの母親(先代) サカキ(現首領)
[編集] 関連商品
[編集] CD
- ロケット団よ永遠に(メディアファクトリー)
- アニメキャラクター名義のCDとしては異例の55万枚の大ヒットとなった。
- サウンドピクチャーボックス ミュウツーの誕生(メディアファクトリー)
- CD2枚組。DISC 1 "ラジオドラマ「ミュウツーの誕生」"に、ロケット団についてのエピソードがある。
- 白い明日だ!ロケット団(メディアファクトリー)
- 前向きロケット団!(メディアファクトリー)
[編集] ポケモンカードゲーム
- ポケモンカードゲーム オフィシャルデッキケース ロケット団(メディアファクトリー)
- ポケモンカードゲーム 構築済デッキ ロケット団ハーフデッキW(BLACK、SILVER)(メディアファクトリー)
- ポケモンカードゲーム 拡張パック「ロケット団の逆襲」BOX(メディアファクトリー)
[編集] 関連項目
- 架空の地名一覧
- 架空の団体一覧
- ポケットモンスター
- ポケモンジェット → cf. 全日空 ANAポケモンインフォメーション (外部サイト)
- モンスターボール
- ポケモン図鑑
- ポケットモンスター (アニメ)
- ポケモンカードゲーム
- ポケモン一覧
- ポケットモンスターSPECIAL