ロタウイルス
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ロタウイルス(Rotavirus)とは、レオウイルス科の一種。
一般に乳児下痢症・嘔吐下痢症の原因としても知られている。
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[編集] 臨床像
- 乳児のウイルス性下痢症の原因ウイルスとして重要。
- 冬季に流行し、白色の水様下痢を生じる。しばしば「米のとぎ汁のよう」と表現される。脱水に陥りやすい。
- 糞口感染を起こすことも多く、感染予防には手洗いが重要である。
- 医療従事者は、患者の嘔吐物や糞便を処理するときのみでなく、患者の処置や診察時に標準予防策および接触感染予防策を講じて、他の患者に接する前および他のエリアに移動する前には必ず手袋やガウンを外し、手洗いを行うようにしなければならない。
[編集] 検査
糞便中ロタウィルス抗原を迅速に検査できるようになった。(ラピッドテスタ®ロタ・アデノなど)
[編集] 予防
手洗い、充分な加熱。吐物・糞便の始末の後、適切な消毒を要する。
ワクチンも存在するが、国内未承認であるため、輸入ワクチン取扱い医療機関で申し込むことになる。 ワクチンは生後2,4,6ヶ月に経口接種となる。
[編集] 関連
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