ロッキンf
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ロッキンf(ろっきんえふ)は1976年、立東社により発行されたロックを中心とした音楽雑誌である。2001年、立東社が倒産し1年ほど休刊になってしまうも2002年には晋遊舎から復刊された。2005年には出版社がアポロ・コミュニケーションへ異動した。
[編集] 来歴
- 1976年7月号が創刊号として発行される。記念すべき創刊号の表紙はジミー・ペイジである。70年代あたりまではイギリスの雑誌「Melody Maker」誌の日本語版として発行されていた。70年代までは海外アーティストは表紙を飾っていたが、80年代に入りYMOやRCサクセションと言った日本のアーティストが表紙を飾るようになった。
- 1983年あたりからハードロック色の強い雑誌となり、84年にはヘヴィメタルが8割占める雑誌となり、主に日本のヘヴィメタル、すなわち、「ジャパニーズ・ヘヴィメタル(通称ジャパメタ)」中心の雑誌となり、LOUDNESSや浜田麻里が表紙を飾ることが多くなった。
- また、浜田麻里はロッキンfにおいて女性アーティストで1番多く表紙を飾ったことでも有名である。
この頃になると日本のアーティストが海外アーティストと対談する企画が頻繁に行われるようになり、読者からの高い支持を得た。 同時にインディーズのバンドも扱い、この雑誌で有名になったバンドも多数おり、無名だった頃の元X JAPANのYOSHIKIがメンバー募集のコーナーに送っていたりしたのはあまりにも有名なエピソードである。
- 90年代に入ると、バンドブームもあってか、表紙を飾るのはヴィジュアル系と呼ばれるバンドが中心となり、その中でもXの表紙数が郡を抜いていた。
- 90年代後半にはメロコア系のバンドとヴィジュアル系バンドの表紙が目立ち始めるが、SEX MACHINEGUNSのブレイクにより再びヘヴィメタルバンドが表紙を飾るようにもなったが、2001年に立東社が倒産。休刊してしまう。
- 2002年、夏に突然ジャパメタ雑誌としてDVD付きで復刊する。表紙は高崎晃だった。
[編集] 外部リンク
- ロッキンf公式サイト
- 岡部好公式サイト 80年代にロッキンfを飾ったロック写真を公開