ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦
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ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦 | ||
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ザ・キンクス の アルバム | ||
リリース | 1970年11月 | |
録音 | 1970年4月 - 5月 | |
ジャンル | ロック | |
時間 | 40分 7秒 | |
レーベル | パイ・レコード(UK) リプリーズ・レコード(US) |
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プロデュース | レイ・デイヴィス | |
レビュー | ||
All Music Guide |
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ザ・キンクス 年表 | ||
アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡 (1969年) |
ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦 (1970年) |
パーシー (1971年) |
ローラ対パワーマン、マネーゴーラウンド組第一回戦(Lola versus Powerman and the Moneygoround, Part One)は、1970年にリリースされたザ・キンクスのアルバム。
本作はレイ・デイヴィスの自伝的作品と言える。駆け出しのロックシンガーが成功するものの、マネージメントのトラブルに加え、憧れのアメリカの現実に失望し、最後は自由に向かって暮らしていこうという、自らの体験と心境を吐露している。「マネーゴーラウンド」では当時のマネージャー、グレンヴィル・コリンズとロバート・ウェイスを実名で歌詞に登場させその契約を暴露している。
収録曲「Lola」は、「You Really Got Me」と並ぶキンクスの代表曲。 殆どコミックソングとも言える内容で、都会に出てきたばかりの少年が、ローラと名乗る怪力の女性に逆ナンされるが、実はローラは男だった・・・というストーリーが語られている。歌詞には、「コカ・コーラの味がするシャンパン」、「電球のキャンドル・ライト」、といったフレーズが織り込まれており、「『本物』と『まがいもの』(『本物』なら、エラいのか?)」という問題をテーマにしていると分かる。
[編集] 曲目
特筆無い限りレイ・デイヴィス作詞作曲。
- 競争者 - The Contenders 2:42
- 見知らぬ人 - Strangers 3:19
- デンマーク・ストリート - Denmark Street 2:01
- ゲット・バック・イン・ザ・ライン - Get Back in the Line 4:01
- ローラ - Lola 4:11
- トップ・オブ・ザ・ポップス - Top of the Pops 3:39
- マネーゴーラウンド - The Moneygoround 1:46
- ディス・タイム・トゥモロウ - This Time Tomorrow 3:21
- 家路はるかに - A Long Way From Home 2:26
- ラッツ - Rats 2:39
- エイプマン - Apeman 3:51
- パワーマン - Powerman 4:17
- 自由に向かって - Got to Be Free 3:01
ボーナス・トラック
- ローラ - Lola 4:04
- エイプマン - Apeman 3:38
- パワーマン - Powerman 4:23
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