ワイルド・ハニー・パイ
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ワイルド・ハニー・パイ(Wild Honey Pie)は、1968年に発表されたザ・ビートルズの唯一の二枚組アルバム、通称『ホワイト・アルバム』に収録された曲のひとつ。
『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』までは4トラックレコーダを使った録音が主流だったが、このアルバムが録音される頃には8トラックレコーダが開発され、以降これで録音するようになっていた。ポールがこのレコーダの特性を生かして作った曲でギター・ペース・ドラムといった楽器をすべて演奏して録音した、いわゆるワンマン・レコーディング・ソング。歌誌の内容は「ハニー・パイ」と数回繰り返した後最後に「愛してるよ! ハニー・パイ!」と叫んで締めるというもので、いわばおふざけ。そのためか歌詞カードには「レボリューション9」と共に何も掲載されていない(CD化されても掲載されていない)。 同じ『ホワイト・アルバム』には「ハニー・パイ」という曲が収録されているが、これもポールの作品である(ただし関連性はない)。
ちなみに、「大仁田~」という空耳でも有名。