ワンハンドレッドヒルズ
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ワンハンドレッドヒルズは、千葉県千葉市緑区あすみが丘(外房線土気駅周辺)で開発された高級住宅街の名称である。東急不動産が開発と分譲を行っている。
1989年に分譲を開始。この当時の一個当たりの分譲価格は5億から15億円に上り、購入者の多くは節税対策を計る企業や、週末や来客用の別荘とするものであったと言われる。ワイドショーでも広く取り上げられ、マスコミからはアメリカの「ビバリーヒルズ」をもじって「チバリーヒルズ」と呼ばれた。報道の影響による来客が余りにも多いため、「家の見学お断り」の看板が立ち並んでいたこともある。
しかしバブル経済の崩壊もあって、60件を予定していた分譲件数は38件程度に落ち込み、さらには家を手放す者も増えたため、一時はゴーストタウンの雰囲気をかもし出す場所となってしまった。その後、暴走族などが勝手に入り込んで暴れまわるといった事態も発生したため、遂には住民以外は進入禁止になった。
その経緯から、バブル経済の負の遺産の象徴として取り上げられることも多い。
[編集] 交通
土気駅下車後、千葉中央バスの「あすみが丘南」行きに乗車し、約8分後に「創造の杜」バス停で下車、そこから徒歩5分ほど。