ンジャメナ
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ンジャメナ(N'Djamena、日本語ではヌジャメナ、エンジャメナ、ウンジャメナ、ン・ジャメナとも表記。)はチャドの首都、人口は1996年現在594,000人、チャドでもっとも人口の多い都市である。チャリ川の河港であり、市の中心的機能は第一に国内行政の中心としての政治的機能にある。また、ンジャメナは付近の日用品の交易中心地でもあり、塩、ナツメヤシ、穀物が取引される。市のもっとも重要な産業は食肉加工である。国の首都であるだけでなく、チャリ=バグイルミ県の首都でもある。「ん」で始まる地名のため、しりとりなどで悪あがきするのにしばしば使われる。
ンジャメナの起源はフランス人によって1900年に開基されたフォール・ラミ(Fort-Lamy)にある。1973年にンジャメナと改名した。
ンジャメナには行政学校、医学校がある。
[編集] 気候
気温は年平均で27.8℃、年間総雨量は556 mmである。雨は6月から8月にかけて降る。
[編集] 交通
ンジャメナ国際空港があり、各国との主要な交通手段となっている。エール・フランス航空、エチオピア航空、スーダン航空、カメルーン航空が就航している。2004年7月現在、ンジャメナへの日本からの直行便はない。