ヴィルヘルム・ハイドカンプ (駆逐艦)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

ヴィルヘルム・ハイドカンプ(Wilhelm Heidkamp (Z21))はドイツ海軍のZ17型（1936型）駆逐艦。

1937年12月15日起工。1938年8月20日進水。1939年6月20日就役。

第二次世界大戦開戦後、4度イギリス沿岸への機雷敷設を行った。1940年2月18日には巡洋戦艦シャルンホルスト、グナイゼナウなどと共に船団攻撃に出撃した（ノルトマルク作戦）。

1940年4月、ノルウェー侵攻作戦に参加。4月7日にナルヴィク攻略部隊の駆逐艦10隻の内の1隻としてを出撃した。4月9日、ナルヴィクのあるオフォトフィヨルドに進入、ノルウェー海軍の海防戦艦エイスヴォルを撃沈した。4月10日、ナルヴィク港に停泊中にイギリス海軍の駆逐艦の奇襲を受けた。ヴィルヘルム・ハイドカンプは駆逐艦ハーディの発射した魚雷が命中して爆沈し、81名が戦死した（第1次ナルヴィク海戦）。