三浦佑之
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三浦 佑之(みうら すけゆき、1946年 - )は、古代文学・伝承文学の研究者で、現在、千葉大学教授。三重県美杉村出身。三重県立津高等学校、成城大学文芸学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。共立女子大学を経て現職。2002年に出版した『口語訳 古事記』(文藝春秋)がベスト・セラーになり、古事記ブームの火付け役となった。ちなみに、直木賞作家・三浦しをんの父である。
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[編集] 著作
[編集] 単著
- 『村落伝承論』五柳書院、1987年5月 ISBN 4906010237
- 『浦島太郎の文学史-恋愛小説の発生-』五柳書院、1989年11月 ISBN 4906010369
- 『古代叙事伝承の研究』勉誠社、1992年1月 ISBN 4585030077
- 『昔話にみる悪と欲望』新曜社、1992年3月 ISBN 4788504146
- 『万葉びとの「家族」誌』講談社、1996年9月 ISBN 4062580853
- 『神話と歴史叙述』若草書房、1998年6月 ISBN 4948755303
- 『口語訳 古事記 完全版』文藝春秋、2002年6月 ISBN 4163210105
- 『古事記講義』文藝春秋、2003年7月 ISBN 4163651306
[編集] 共編著
- 『古代文学講座』全12巻(古橋信孝・森朝男と共編)勉誠社、1993~1998年
- 『柳田國男事典』(野村純一・宮田登・吉川祐子と共編)勉誠出版、1998年7月 ISBN 4585060065
- 『日本説話小事典』(野村純一・藤島秀隆・高木史人と共編)大修館書店、2002年4月 ISBN 446901270X
- 『シリーズいくつもの日本 』全7巻(赤坂憲雄・中村生雄・原田信男と共編)岩波書店、2002年~2003年
[編集] 関連項目
- 1988年6月、『村落伝承論』で第5回上代文学会賞を受賞。
- 2003年12月、『口語訳 古事記』で第1回角川財団学芸賞を受賞。
[編集] 外部リンク
- 神話と昔話-三浦佑之宣伝板- (三浦佑之の運営するウェブ・サイト)