三菱・コルト800
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コルト800は、三菱重工業が製造・販売していた乗用車。
通産省の国民車構想により登場した三菱500、その後のコルト600の後継車で、この系列では初めての水冷エンジン搭載車。当時国際的に流行した独特のファストバックスタイルは当初テールゲートを持たなかったが、1967年末にハッチバック(3ドア)が、1968年初めには4ドアが追加設定された。エンジンは当初2サイクル3気筒の1種だったが、1966年に1クラス上のコルト1000の4サイクルOHV4気筒を移植した1000Fを追加した。1968年には800の生産が打ち切られて1000F/1100Fの2本立てとなり、1969年には1100Fのみとなり名称も11Fに変更された。コルト1000Fは三菱の国際ラリー車第1号としてサザンクロスラリーにも参戦した。
[編集] 初代(1965~1969年以降)
- 1965年11月-通産省の国民車構想に対して三菱から発売された乗用車。トヨタ・パブリカが700ccだったので対抗して排気量が800ccになった。当時としては、めずらしいファストバック型の2ドアセダンだった。
- 1966年9月:1000ccの1000Fを発売。
- 1967年8月:1000Fの3ドアを発売。
- 1968年8月:マイナーチェンジが行われ、4ドアと1100ccの1100Fを追加。
- 1969年5月:マイナーチェンジで1100Fを11Fの名称に変更。