三菱化学
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三菱化学株式会社(みつびしかがく かぶしきがいしゃ)は、東京都港区に本社を置く日本の総合化学メーカー。三菱グループの一つで、三菱ケミカルホールディングスの完全子会社。日本最大の総合化学メーカーにして世界第5位である。(2006年7月16日現在)
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2007年2月8日、三菱化学の機能材料事業と、三菱化学グループ傘下の機能材料事業子会社4社(三菱樹脂、三菱化学ポリエステルフィルム、三菱化学産資、三菱化学エムケーブイ)を再編・統合し、2008年4月をめどに三菱ケミカルホールディングスの全額出資子会社を新たに立ち上げることが発表された。統合新会社の設立に先立ち、三菱化学は発行済株式の52.61%を保有する三菱樹脂のすべての発行済株式取得を目的として公開買付けを行い、2007年9月下旬をめどに三菱樹脂の全株式を三菱ケミカルホールディングスに移管し、2007年10月1日付で三菱ケミカルホールディングスが三菱樹脂を完全子会社とする予定。
目次 |
[編集] 概要
- 商号 / 三菱化学株式会社(英社名 Mitsubishi Chemical Corporation)
- 所在地 / 東京都港区芝4丁目14番1号(三菱ケミカルホールディングスビル)
- 発足 / 1994年10月1日(設立は1950年6月1日)
- 資本金 / 1,450億8600万円
[編集] 沿革
- 1934年8月 三菱鉱業(現在の三菱マテリアル)及び旭硝子の折半出資により、日本タール工業株式会社として設立。
- 1936年10月 日本化成工業株式会社に商号変更。
- 1944年4月 旭硝子株式会社を合併し、三菱化成工業株式会社に商号変更。
- 1950年6月 企業再建整備計画により、日本化成工業(化学工業部門)、新光レイヨン(現在の三菱レイヨン)(繊維部門)、旭硝子(硝子部門)の3社に分割。
- 1952年7月 日本化成工業が三菱化成工業株式会社に商号変更。
- 1953年7月 東邦化学工業を合併。
- 1956年4月 三菱グループとシェル社グループとの共同出資により三菱油化株式会社設立。
- 1967年6月 三菱油化が東海瓦斯化成を合併。
- 1987年1月 三菱油化が三菱油化ファインおよび油化メラミンを合併。
- 1988年6月 三菱化成工業が三菱化成株式会社に商号変更。
- 1989年10月 三菱化成が松山化成を合併。
- 1991年10月 三菱化成が化成直江津を合併。
- 1992年10月 三菱化成が三菱化成ポリテック及びジェー・ティー・シーを合併。
- 1994年10月 三菱化成と三菱油化が合併し、三菱化学株式会社に商号変更。
- 1999年10月 東京田辺製薬と合併、医薬事業を分社化して、三菱東京製薬が発足。
- 2001年10月 三菱東京製薬とウェルファイドが合併し、三菱ウェルファーマが発足。
- 2005年10月 三菱化学と三菱ウェルファーマが株式移転により、共同持株会社、株式会社三菱ケミカルホールディングスを設立し、両社は同社の完全子会社となる。
[編集] グループ会社
(おもな連結子会社のみ、50音順)
- アプコ
- ヴイテック - 塩ビ製造・販売
- ジェイフィルム
- ダイヤ分析センター
- ゾイジーン
- 日東化工
- 日本エタノール
- 日本化成
- 三菱ウェルファーマ - 医薬品(兄弟会社の関係になる)
- 三菱化学アグリ
- 三菱化学安全科学研究所
- 三菱化学エムケーブイ - 農業用フィルム、一般用フィルム・シート
- 三菱化学エンジニアリング
- 三菱化学科学技術研究センター
- 三菱化学カルゴン
- 三菱化学生命科学研究所
- 三菱化学メディエンス - 臨床検査、国内唯一のドーピング検査受託機関、食品検査
- 三菱化学フーズ
- 三菱化学物流
- 三菱化学メディア - コンピュータ用データメディア、DVDメディア
- 三菱化学ヤトロン
- 三菱樹脂
- 菱化イーテック
- 菱化システム