三鬼陽之助
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三鬼陽之助(みき ようのすけ、1907年8月3日 - 2002年10月5日)は、日本の経済評論家。
三重県尾鷲市に生まれる。1931年、法政大学法学部卒業後、ダイヤモンド社入社。経済記者となる。その後、1944年に東洋経済新報社、「投資経済」編集長などを経て、1953年には、財界研究所を設立し、社長に就任。雑誌「財界」を創刊し、戦後の経済復興ノ取り組む企業経営者を取り上げた。永野重雄(元日本商工会議所会頭)・小林中(元日本開発銀行総裁)・桜田武(元日経連会長)・水野成夫(元産経新聞社長)の4人を「財界四天王」と命名したことでも有名。著書は「東芝の悲劇」「日産の挑戦」「毛沢東語録入門」など101冊に上り、「財界のご意見番」とも呼ばれた。三鬼は、「経営トップは常に現場に立って」と説き、自らの会社評論・経済評論でも、この現場主義を貫き通したことでも有名。