上原善広
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上原善広(うえはら よしひろ、1973年 - )は、大阪府出身のフリージャーナリスト。自らが被差別部落出身である事をカミングアウトし、部落問題を中心に前衛的な文筆活動を行っている。
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[編集] 経歴
体育大学卒業後、体育教師を経てフリーライターとなる。噂の眞相の休刊目前に『「噂真」最後のタブー「部落出身芸能人」』というルポを寄稿し、芸能界やスポーツ界などで活躍する部落出身者をイニシャルで紹介した(ただしこの記事は、間違いが多く、また根拠のない噂の類を脚色しているところも多々あり、内容は信じるに足りないことも事実である。また芸能人本人たちの了解を得ていないことから、結果的には差別を助長しているとえる。)また実話ナックルズ(毎月末コンビニで発売、ミリオン出版)では、『JDT全国の被差別部落を歩く』という連載を持っており、この中では皇族へ嫁いだある女性の血筋を辿ってゆくと被差別部落民に辿り着くと明かした事もある。彼の文章には頻繁に「ある研究者」から情報を得たという記述が登場するが、この人物は『江戸の部落』などの著書で知られる東京都立大学の本田豊であり、一説によれば、本田豊は学術研究者の立場上、自身では発表できない内容をフリーランスの上原氏にリークしていると言われている。 長くアングラ系雑誌を活動の場としてきたが、2005年に『被差別の食卓』(新潮新書)という単行本を発売した。
[編集] 著作
- 上原善広詩集(有安ルカ、2001年12月)
- 被差別の食卓(新潮社、2005年6月)ISBN 4-10-610123-8
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本のジャーナリスト | 日本のノンフィクション作家 | 被差別部落 | 1973年生