上垣外正己
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上垣外 正己(かみがいと まさみ、1965年- )は高分子化学者。 名古屋大学大学院工学研究科教授。
1995年より京都大学助手、2004年より名古屋大学教授。高分子の精密設計を可能にする遷移金属錯体触媒を用いたリビングラジカル重合の創始者の1人。ルテニウム錯体を触媒とする画期的な重合系の発見は,1990年代の高分子合成に旋風を巻き起こした。その後のリビングラジカル重合の可能性の拡張にも大きな貢献をし続けている。2004年には岡本佳男教授の後任として名古屋大学教授に就任。高分子科学のエースとして今後も大きな期待が寄せられている。
[編集] 受賞歴
- 2001年 Arthur K. Doolittle Award (ACS)。
など
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