上白糖
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上白糖(じょうはくとう)とは、蔗糖を主成分とし、水分と転化糖(ブドウ糖と果糖の混合物)をそれぞれ1%程度含んだ結晶状の白い甘味料である。いわゆる普通の「砂糖」のことであり、日本で最も使用量が多い天然甘味料である。
甘味料としての特徴は、結晶同士の固着を防ぐために転化糖が含まれているためグラニュー糖に比べ甘みが強く、コクがある。また、転化糖が含まれる影響でアミノ酸存在下での加熱時には、グラニュー糖に比較してメイラード反応が起きやすく焦げ色が着きやすい。焼き菓子に上白糖ではなくグラニュー糖が推奨される原因となっている。
なお、世界的には「砂糖」と言えばグラニュー糖を意味するのが普通であり、転化糖を加えた砂糖を一般的に利用しているのは、アジアの一部の地域に限定される。上白糖は、ほぼ日本のみで利用されていると考えてよい。