上野駅殺人事件
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上野駅殺人事件(うえのえきさつじんじけん)は、推理作家西村京太郎が著した長編推理小説である。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] ストーリー
上野駅内勤助役の沼田は終電が到着した後の駅構内の見回りをしていたが、浮浪者の一人が死んでいるのを見つけ救急車で病院へ運ぶ。死因は青酸中毒、沼田はk病院の仁科医師を通じて警察に通報した。十津川警部と亀井刑事が捜査に当たるが誰が何のためにやったのかもわからないままに第二の殺人が発生、この殺人も青酸中毒死であった。分かったのは犯人が日本酒、ウイスキーに青酸液を混ぜて被害者に渡したことと、黒いコートを着ていたことだけ、そうこうしている内に第三の殺人が発生してしまった。
そして遂に、上野駅長堀井の元に脅迫状が来た。差出人には「K」と書いてあった。その直後仙台・山形行き急行まつしま3号・ざおう1号の車内で第四の殺人が発生、凶器は青酸入りのみかんだった。「K」からの第二の脅迫状が堀井の元に届くが、それには「八千万円を用意せよ」と書いてある。十津川は八千万円授与の時に犯人を逮捕するように仕向けたが、逮捕できたのは共犯の男だけで主犯はまんまと逃走。そのうちに第三の脅迫状が「k」の元から届き、「共犯の男を釈放しろ」との内容が書いてあったのだ。
東北上越新幹線上野駅延伸開業の日が近く、次第に事態は白熱していく・・・
[編集] 主な登場人物
[編集] 警視庁捜査一課
- 捜査一課長
[編集] 上野駅
- 沼田
- 内勤助役。
- 山崎
- 公安室長。
- 細木
- 首席助役。
- 堀井
- 上野駅長。
[編集] その他
- 仁科
- k病院の医師。