下河辺晴三
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下河辺 晴三(しもこうべ せいぞう、1942年12月3日 - )は、音楽プロデューサー、オブリガート社長。下河辺三史・美世夫妻の三男として東京都に生まれる。父・三史は日製産業(現・日立ハイテクノロジーズ)の元社長、母・美世は元内閣総理大臣・芦田均の長女。
学生時代からバンド活動をし、青山学院大学を卒業した。内藤法美・越路吹雪夫妻の紹介により1969年に東芝EMIの前身、東芝音楽工業に入社して洋楽販売を担当した。1973年に邦楽制作部門に転じ、音楽プロデューサーとして活躍する。高校時代からファンだった越路をはじめ松任谷由実、長渕剛、ハイ・ファイ・セット、桐ヶ谷仁、原田知世、東京キッド・ブラザースなどのプロデュースを手がけた。晴三の従姉・牧子の次男にあたる小沢健二がフリッパーズ・ギターの解散後東芝EMIからソロデビューしたのも小沢の母の従弟・下河辺が勤めているレコード会社だったからといわれている。
1997年に取締役となり、EMI本部長に就任した。2002年11月に東芝EMIを退社し翌年12月に芸能事務所のオブリガートを設立し社長に就任した。