中野祐介
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中野祐介(なかの ゆうすけ)は編集者、「週刊少年ジャンプ」第2代編集長。
[編集] 経歴
早稲田大学中退後、アルバイトから集英社の正社員となる。「少年ブック」「りぼん」の編集を経て「少年ジャンプ」の創刊に同誌初代副編集長として参加した。編集長の長野規を補佐して西村繁男らと共に少年ジャンプの発展を支えた。
1974年、長野規の後を継ぎ「週刊少年ジャンプ」編集長に就任。在任中には『サーキットの狼』などのヒットで発行部数を200万部に伸ばす。1978年に「ヤングジャンプ」立ち上げを企画し、角南攻と共に週刊少年ジャンプ編集部を離れ、同誌の発展に尽力する。
マンガ家の面倒見が良く、西村繁男によれば川崎のぼるを育てたのも氏であるという。
長野規と西村繁男という強烈な個性の持ち主に挟まれ、苦労も多かったことが西村繁男の著書よりしのばれる。また編集長在任期間中に病気入院したため、最後の2年間は副編集長の西村繁男が実質的な采配を行っていたようである。
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