九条山駅
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九条山駅(くじょうやまえき)は、かつて京阪電気鉄道京津線に存在した鉄道駅。1997年の京都市営地下鉄東西線開業に伴い、京津線京津三条駅~御陵駅間が廃止されたことで廃駅となった。
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[編集] 駅概要
京津線の廃線区間において、途中駅としては唯一専用軌道上にホームが存在したのが当駅である。そのため京津線の現存駅と同様、高床ホームとなっており、ステップを用いずに乗降を行うことができた。
蹴上-九条山間では東山を越えるべく66.7パーミルの急勾配が存在したが、九条山駅はその峠に当たる地点に設けられており、京津線の駅では最も標高が高かった。しかし、三条通に面した所に相対式ホームが設けられているだけの無人駅であって、周辺人口も多くなかった。乗降客数は廃止区間で最低で、そのような事情もあり、東西線開業に際しては、当駅の代替駅は設置されなかった。
なお、駅西側には渡り線が存在し、緊急時の折り返しに用いられていた。また廃止後には、解体車両の留置場とされていたこともあった。
[編集] 沿革
[編集] 隣の駅
- 京阪電気鉄道
- 京津線
- 蹴上駅 - 九条山駅 - 日ノ岡駅