亀山君子
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亀山 君子(かめやま きみこ)は、白い巨塔の登場人物で、架空の人物。浪速大学付属病院第一外科病棟婦長。第一外科教授・東貞蔵の信任が厚かったが、東の退官、財前五郎の教授昇格後間もなく退職。一般の患者と特診患者をあからさまに区別する財前の姿勢を好ましく思っていなかった。在職中に塚口雄吉と結婚(78年版ドラマでは亀山雄吉と結婚したという設定で、旧姓は不明)。
懐妊して近畿労災病院を受診した際に東佐枝子と再会。その際に、佐々木庸平の裁判の話になり、ふと「総回診の際に受持医の柳原弘が財前から叱責された」と語る。その後、東佐枝子や原告側代理人・関口仁弁護士の度重なる訪問を受けるも、妊娠中の身であるために医師の不興を買うのを恐れ、かつ夫の雄吉の賛意も得られずに辞退。しかし、被告側代理人の国平弁護士による雄吉への圧力を機に出廷に同意。あえて在廷証人というかたちで出廷し、教授総回診の際の顛末の一切を証言した。