予想
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予想(よそう)とは、数学において、真であると思われてはいるが、いまだに真であるとも偽であるとも証明されていない命題をいう。予想がもし真であると証明されれば定理となり、さらに他の命題の証明に利用できることになる。予想からさらに他の命題を導くことができるが、それらは予想が真であると証明されるまでは、いずれも予想の段階に留まる。
例:
また科学哲学においては、不確定な推測に基づいて正しいと推定されている命題を予想と呼ぶのに対し、一般に受け入れられた事実を基にして検証しうる命題を仮説と呼ぶ(定理、公理、原理といったものもここに含まれる)のが普通である。この用法はカール・ポパーに始まる。