五月病
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五月病(ごがつびょう)とは、新人社員や大学の新入生などに見られる、新しい環境に適応出来ない事に起因する精神的な症状の総称である。4月には新しい環境への期待があり、やる気があるものの、その環境に適応出来ないでいると人によってはうつ病に似た症状がしばしば5月の連休明けに起こる事が多い事からこの名称がある。「さつきびょう」は誤読。
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[編集] 症状
抑うつ症、無気力、不安感、焦りなどが特徴的な症状である。主訴には、不眠、疲労感、やる気が出ないなどがよく出てくる。
[編集] 対応策
対応策としては、ストレスをためない事、音楽を聴いたり、気晴らしに心がけるというのが良い。但し、食べすぎ、アルコールに頼りすぎる事はあまり勧められない。摂食障害や急性アルコール中毒など、別の問題を引き起こす可能性もある。
[編集] 歴史
元々は、厳しい受験競争を勝ち抜き大学入学を果たした新入生が、その後目標を失って無気力に陥る事を指したものであった。