井波律子
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井波律子(いなみ りつこ 1944年-)は、日本の中国文学研究者。『三国志』の研究や『三国志演義』の翻訳などで知られる。国際日本文化研究センター教授。
[編集] 経歴
1944年、富山県に生まれる。小学生の時京都府に転居、京都大学文学部を経て、1972年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。1990年から金沢大学教授。1995年に国際日本文化研究センター教授に就任する。
[編集] 業績
1972年の「曹操論」[1]をはじめ、「『三国志演義』--語り物から物語文学へ」[2]「『阮籍・けい康の文学』大上正美--六朝文学に賭けたパトスの精華」[3]など論文多数。
2002年に『三国志演義』を個人で全訳し、同年筑摩書房から出版された。
一般向けの著書も多く、『中国の隠者』[4]、『中国ミステリー探訪 千年の事件簿から』[5]などがある。
中国文学の研究から派生した妖怪研究に関してもオーソリティーである。
[編集] 脚注
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