仮線
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仮線(かりせん)とは、鉄道や道路などの交通において、工事等で本線に支障があり、遮断する事ができない場合に設けられる仮設の線路や道路のことである。道路の場合は仮設道路ともいう。
道路の場合、特に国道や県道などの通りが大きい道路の工事現場に設けられる(全面通行止めが必要な工事、橋梁工事など)。山間部で仮線が設けることが困難な場合、川の河川敷を改良して通行させる場合がある。仮線は片側相互通行の場合と全面通行の2種類ある。橋梁工事では、歩道を改良して車を通行させる場合がある(群馬県桐生市の県道桐生伊勢崎線錦桜橋付け替え工事では、先に歩道部分を架橋させてそこに車が通行した)。
鉄道の場合は、高架工事や橋梁工事などで工事区間を長期間運休することはできないので、迂回線として仮の線路を敷設し運行させる。鉄道の仮線の欠点は、踏切がある場合、渡る距離が2倍以上になり交通渋滞になりやすいこと、運行システム(信号など)を本線と同じにしなければならないため設置コストがかかることなどが挙げられる。中央線の高架化工事においては踏切問題や信号トラブルが仮線で発生している。
切り替える際には線路閉鎖を行い切り替える。このため運転業務にも関係している。
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