伊予鉄道モニ30形電動貨車
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モニ30は、自社工場製。
モニ31は、元土佐電鉄の300形312号である。
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[編集] モニ30の生い立ち
1952年に、自社工場で製造された。
当時在籍していた軌道線の車両を種車に、凸車体を載せた。
製造当初は、木造車体にポールを載せていたが、後年になって鋼製車体に載せかえられポールもZパンタに交換された。
当初は、客車の回送を担当していたが、電化後は古町工場で入換え車となった。
アントの入線にともない、1990年に引退した。
[編集] モニ31の生い立ち
1954年に、土佐電鉄モ300形312号として自社工場で製造された。
現在も現役の200形と同様、東京都電6000形をモデルにしている。
その後、廃車となり1971年に伊予鉄道に転入した。
転入後、車体上部を取り払い花電車用としたが、過去に数回使われた程度で現在は出番がなくなっている。
31は、モニ30形で唯一空気ブレーキを装備している。
[編集] 今現在
30は古町車庫西側の独立した線路に坊ちゃん列車の客車とともに留置されている。
現在は使われていないものの、車籍はまだ残されている。
一方の31は、古町車庫北側に置かれていたが、2006年12月に解体されたようだ。
[編集] 主要諸元
- 荷重:2t(30) 5t(31)
- 自重:2t(30) 5t(31)
- 最大寸法長:5580mm(30) 8490mm(31)
- 最大寸法巾:2035mm(30) 2197mm(31)
- 最大寸法高:4180mm(30) 4168mm(31)
- ボギー中心距離:(固定軸距)1870mm(30) (固定軸距)2438mm(31)
- 台車型式:ブリル21E(30) 不明(31)
- 集電装置:Zパンタ
- 連結器1位:なし
- 連結器2位:なし
- 制動装置:手用(30) SM-10(31)
- 制御装置:直接式(30) DB-1(31)
- 空気圧縮機:なし(30) DH-10(31)
- 製造所:伊予鉄道(30) 土佐電鉄(31)
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