伊弉諾神宮
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伊弉諾神宮 | |
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大門から拝殿を見る |
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所在地 | 兵庫県淡路市多賀740 |
位置 | 北緯34度27分36秒 東経134度51分08秒 |
主祭神 | 伊弉諾尊・伊弉冉尊 |
社格等 | 式内社(名神大)・淡路国一宮・官幣大社・別表神社 |
例祭 | 4月22日 |
主な神事 | 除虫祭 |
伊弉諾神宮(いざなぎじんぐう)は、兵庫県淡路市(旧津名郡一宮町)多賀にある神社である。式内社(名神大)、淡路国一宮で、旧社格は官幣大社。
かつての「一宮町」の名は、当社が一の宮であることに拠っていた。通称「いっく(一宮)さん」
目次 |
[編集] 祭神
[編集] 由緒
『日本書紀』・『古事記』には、国産み・神産みを終えた伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島多賀の地に幽宮(かくりのみや)を構えそこに鎮まったと記される。その幽宮が当社の神社の起源である。伊弉諾尊の幽宮遺跡と伝わる場所は、当社の他に滋賀の多賀大社がある。
古代には、淡路島神、津名神、多賀明神などと呼ばれていた。大同元年(806年)に神封13戸が充てられた。貞観元年(859年)、神位一品が授けられた。延喜式神名帳には「淡路国津名郡 淡路伊佐奈伎神社」と記載され、名神大社に列している。平安時代末期より淡路国一宮とされるようになり、一宮大神とも呼ばれるようになった。
明治4年に国幣中社に列格し、明治18年官幣大社に昇格した。それまで伊弉諾尊のみを祭神としていたが、昭和7年に妃神の伊弉冉尊を合祀した。昭和29年、それまでの伊弉諾神社から現在の伊弉諾神宮に改称した。
[編集] 施設
境内には、樹齢800年から900年と推定される県指定天然記念物の「夫婦の大楠」のほか、香木伝来の石碑がある。
境内社として根神社・竈神社・鹿島神社・住吉神社・岩楠神社がある。岩楠神社は夫婦の大楠の根本にあり、子授け・安産の神として信仰される。
[編集] 周辺情報
- 兵庫県立淡路香りの公園(隣接)
[編集] 関連項目
- 神宮
- 淡路島女子駅伝競走大会 - 2003年までスタート地点、2005年以降も中継所となっている。
[編集] 外部リンク
- 伊弉諾神宮(玄松子)
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