住吉神社 (福岡市)
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住吉神社 | |
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所在地 | 福岡県福岡市博多区住吉3-1-51 |
主祭神 | 住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命) |
社格等 | 式内社(名神大)・筑前国一宮・官幣小社・別表神社 |
本殿の様式 | 住吉造 |
例祭 | 10月13日 |
主な神事 | 夏越祭(7月30日・31日) 相撲会(10月12日・13日) 歩射祭(11月7日) |
住吉神社(すみよしじんじゃ)は、福岡市博多区にある神社である。式内社(名神大)、筑前国一宮で、旧社格は官幣小社。
住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)を主祭神とし、天照皇大神・神功皇后を配祀する。日本全国に約二千社ある住吉三神を祀る神社の中で最も古い神社であるとされ、古書には「住吉本社」「日本第一住吉宮」などと記されている。ただし、現在の全国の住吉神社の総本社は大阪の住吉大社である。大阪の住吉大社、下関の住吉神社、博多の住吉神社の三社が日本三大住吉とされる。
創建年代は不詳であるが、神社の縁起では、日本神話の神産みの段、黄泉から帰還した伊弉諾尊が禊祓を行った「筑紫の日向の橘の小戸の阿波伎原」が住吉神社の地であるとし、その禊祓で住吉三神などが生まれたので当社が住吉神社の始源であるとしている。国史では、『続日本紀』の天平9年(737年)4月1日条に筑紫住吉などに使いを遣わしたとあるのが初出である。延喜式神名帳では「筑前国那珂郡 住吉神社三座 並名神大」と記載されている。
古代の博多湾は住吉神社の前まで海が入り込んでおり、元々の建物は海に向かって建てられていた。
現在の本殿は黒田長政が元和9年(1623年)に再建したもので、国の重要文化財に指定されている。
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