何鹿郡
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何鹿郡(いかるがぐん)は、京都府北部にあった郡。郡域は現在の綾部市全域と福知山市のごく一部に相当する。明治維新まで丹波国に含まれていた。
1956年9月30日、佐賀村が綾部市と福知山市に分割編入したため消滅した。
[編集] 沿革
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、何鹿郡に綾部町と13の村が成立する。(1町13村)
- 1949年(昭和24年)7月1日 - 以久田村が小畑村を編入・改称し豊里村となる。(1町12村)
- 1950年(昭和25年)8月1日 - 綾部町・中筋村・吉美村・山家村・西八田村・東八田村・口上林村が合併し、綾部市が発足、郡より離脱。(6村)
- 1955年(昭和30年)4月10日 - 豊里村・物部村・志賀郷村・中上林村・奥上林村が綾部市に編入。(1村)
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 佐賀村のうち、石原・小貝・私市(きさいち)の東部が綾部市に、私市の西部・報恩寺・印内・山野口が福知山市に分割編入。同日何鹿郡消滅。
[編集] 和名抄に見える郡内の郷
- 賀美郷
- 拝師郷
- 八田郷
- 吉美郷
- 物部郷
- 吾雀郷
- 小幡郷
- 高殿郷
- 私部郷
- 栗村郷
- 高津郷
- 志麻郷
- 文井郷
- 漢部郷
- 餘戸郷
- 三方郷