依水園
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依水園(いすいえん)は奈良県奈良市にある池泉回遊式庭園(日本庭園)。
[編集] 概要
国の名勝で、奈良県を代表する日本庭園の一つである。前園と後園の二つに分かれており、それぞれが異なった景観を見せる。前園は寛文12年(1673年)に晒職人であった清須美道清の作庭で、茶室「三秀亭」がシンボル。後園は明治時代に奈良の豪商であった関藤次郎が築いた築山式の池泉回遊式庭園で、寧楽の都をモチーフとしたもので、若草山や東大寺南大門などの借景が見事である。いずれも吉野川の水を引いている。
名の由来は諸説あり、庭園内の池が草書体の水の形をしていることに由来するという説や杜甫の「名園緑碌水」の句に由来するなどの説があるが、はっきりしたことは分かっていない。
[編集] 所在地・交通
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