僕の血を吸わないで
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僕の血を吸わないで(ぼくのちをすわないで)は、阿智太郎のライトノベル小説作品。挿絵(イラスト)および漫画版作画者は宮須弥が担当。メディアワークス社の文庫レーベル電撃文庫より1998年に第1巻発行。
第4回電撃ゲーム小説大賞<銀賞>受賞作。略称は「僕血」。
直接的な続編ではないが、関連作品として『僕にお月様を見せないで』が存在している。
目次 |
[編集] シリーズタイトル
[編集] 小説
- 僕の血を吸わないで ISBN 4840208077
- 僕の血を吸わないで2 ピーマン戦争 ISBN 4840209421
- 僕の血を吸わないで3 ドッキンドッキ大作戦 ISBN 4840210349
- 僕の血を吸わないで4 しとしとぴっちゃん ISBN 484021087X
- 僕の血を吸わないで5 アクシデントはマキシマム ISBN 4840212384
[編集] コミック
電撃コミックス(メディアワークス)から刊行されている。
- 僕の血を吸わないで ザ・コミック ISBN 4840220948
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
ある日、高校3年生の花丸森写歩朗の部屋に少女が文字通り『飛び込んで』くる。しかし、その少女は、突然森写歩朗にキスを……するかと思いきや、ぶつかった拍子流した血(鼻血)を吸い始めた!? …実は彼女は吸血鬼だったのだ。しかも敵に追われて重傷を負っていた。森写歩朗は運命に巻き込まれつつも、相変わらずのほほんとしている。そこに奇矯な父親が現われ……
[編集] 主な登場人物
- 花丸 森写歩朗(はなまる しんじゃぶろう)
- 長野県の飯波高校に通う3年生。一応主人公。のほほんとした性格で、非常に楽観的。女性の体に免疫がなく、ジルや倉地の胸を見ただけで大量の鼻血を出してしまう。ただしロリコンではない(本人談)。学年1、2を争うほどの劣等生で、筋金入りのお人好しで、筋金入りの馬鹿で、筋金入りの高所恐怖症。演劇部所属。
- ジル(ジルコニア)
- この作品のヒロインである吸血鬼。吸血鬼撲滅を狙う組織「ブラックウイナー」に命を狙われているときに、森写歩朗と出会い、彼にほれ(?)、彼を吸血鬼にしようとする。グルメで、基本的に若い処女の血しか飲まない。ピーマンは匂いも見るのも苦手。
- サフィー(サファイア)
- 見た目はお子様だが、実はジルの姉で、ジルの倍以上の年月を生きている。自分の体についた爆弾を除去するため、ジルを殺そうとする。だが結局実行できずにそのまま死のうとしたが、森写歩朗の活躍により生き長らえ、ジルたちと一緒に暮らすことに。グルメで、基本的に美少年の血しか飲まない。マツタケが苦手。森写歩朗のことは「トナ」と呼ぶ。
- 倉地 香(くらち かおり)
- 森写歩朗の同級生で、演劇部の部長(のちに引退)。抜群の容姿とプロポーションの持ち主で、学内にはファンクラブまであるほど。本人もそれを自覚しており、プライドが恐ろしく高い。森写歩朗に自分の魅力をわからせるためだけに、演劇部に入部し、毎日新しい服で彼にアピールしている。そのせいで森写歩朗はファンクラブの会員から目の敵にされている(実際殺されかけている)。森写歩朗のことは「トーマス」と呼ぶ。
- 三石 秋子(みついし あきこ)
- 演劇部員(のちに部長)の高校2年生。オカルトマニアで変わったものに対する興味が人一倍ある。1巻では「眼鏡の娘」と書かれているが、イラストにも眼鏡をかけている絵はまったくなく、「『僕にお月様を見せないで』への伏線ではないか」といわれている。
- 花丸 辰太郎(はなまる たつたろう)
- 森写歩朗の父親。ツアーコンダクターをしており、しょっちゅう海外に行くため家にはほとんどいない。謎の多い人物。なお、一部の巻で「はなむらたつたろう」、「しんたろう」などとルビが振られていることがあるが、これは間違い。
- クラレンス(クラレンスレバンチュウーノサカッチナイトカイタンホースコピマイチラククルスアゲンスト)
- 吸血鬼を狩るブラックウイナー。
電撃ゲーム小説大賞銀賞
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第3回
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僕の血を吸わないで
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第5回
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HOROGRAM SEED
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