元型潜水艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
元型潜水艦(ゆあんかたせんすいかん、Yuan class submarine)は、2004年に初めて存在が確認された中国の通常型潜水艦のNATOコードネームである。中国側の正式名称は不明。おそらく宋型潜水艦(039型)の後継艦として041型と名付けられると推測されている。これは、中国では潜水艦に奇数の名称を付ける習慣があるためである。
目次 |
[編集] 設計
宋型潜水艦の尾部デザインを継承した4つの潜水舵と一つの大きなシャフトと、キロ級潜水艦の影響を大きく窺わせる涙滴型の船体と一対の前翼を伴う大きな艦橋を持つ。艦全体が無反響タイルに覆われており、ある程度の隠密性を有すると思われる。
未確認情報によれば中国人民解放軍海軍はすでに実験的に宋型、明型潜水艦をAIP化したとされており、よって元型潜水艦もAIP化されていると推測されているが、詳細は判明していない。
[編集] 武装
中国製およびロシア製魚雷を発射可能な533mm魚雷発射管を5門持ち、YJ-82系対艦ミサイルおよびCY-1対潜ミサイルの発射能力があるとされる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 軍艦スタブ | 中華人民共和国の潜水艦