入水
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入水 (じゅすい) とは、水死により自殺を図ることである。基本的に窒息死であり、苦痛が大きい。
入水は泳げない人専用の自殺手段とは限らない。泳ぎの得意な人でも、夜間の波の高い時間帯に沖に向かって泳ぎ出すと、耳に流れ込む水の量が増える。ここに至って内耳の奥にある三半規管が狂いを生じ、バランス感覚を失ってそのまま溺れてしまうことがある。
溺れた場合はまず底に沈むが、死亡したら体内に空気が溜まり、やがて浮上する。水死体は警察関係者が「巨人の様になる」と表現するほど膨れ上がっており、肉親でも識別できない場合が多い。
水死で腐乱が進んだ場合、最後に残る臓器は主に腎臓であり、骨格に腎臓だけ付着している形態が多いと警察関係者が述べていた。