入沢肇
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入沢 肇(いりさわ はじむ、1940年8月26日 - )は日本の政治家、官僚。参議院議員、林野庁長官、農林水産省構造改善局長を務める。
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[編集] 略歴
- 群馬県立渋川高等学校卒業
- 東京大学法学部卒業し農林水産省入省
- 林野庁長官・農水省構造改善局長を歴任
- 1998年、参議院議員選挙に自由党から立候補し初当選
- 2000年、自由党を離党し保守党結党に参加。保守党では参議院政調会長を務める。
- 2002年、保守新党結成に参加
- 2003年、保守新党を離党。自由民主党に入党、番町政策研究所入会
- 2004年、参議院議員選挙に比例区で自由民主党から立候補。落選
- 現在、帝京大学法学部教授
[編集] 主な提出法案
- 保健婦助産婦看護婦法の一部を改正する法律案
[編集] 2004年参院選
2004年の参院選には、自民党から群馬県を地盤とする候補者が4人も出馬した。入沢・荻原健司(アルベールビルオリンピック スキー・ノルディック複合男子団体金メダリスト)・尾身朝子(元経済企画庁長官 尾身幸次の娘)・笹川博義(日本一の金持ち議員 笹川尭の息子)という、有名人・2世の強敵ぞろいで、農林水産省キャリア出身の入沢には厳しい相手であった。さらに、その農林水産省出身の候補も、入沢を含め3名が立候補しているという状態であった。自由党・保守党・保守新党・自由民主党と、政界再編の波に翻弄されてきたこと、折悪しく非拘束名簿式が採用されてしまったため、組織票だけでは太刀打ちできなかったことなどにより落選の憂き目にあった。
[編集] 主な著作
- 「詳解 入札談合等関与行為防止法」ぎょうせい (2002)