全国新作花火競技大会
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全国新作花火競技大会(ぜんこくしんさくはなびきょうぎたいかい)は、長野県諏訪市の諏訪湖で毎年、9月の第1土曜日、もしくは日曜日に開催されている花火大会である。諏訪市では、8月15日の諏訪湖祭湖上花火大会(以下湖上花火大会と表記する)と並んで、2大花火大会となっている。2005年の大会で、23回を数える。
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[編集] 概要
全国の花火師によって、芸術性の高い、従来の花火の枠にとらわれないような花火が打ち上げられる。湖上花火大会ほどの打ち上げ数はないものの、新作花火の競技会であることもあり、打ち上げられる花火は目新しく、珍しいものばかりで、湖上花火大会とはまた違った観点で観覧することができる。また、花火師がそれぞれテーマを決めて、そのテーマに沿った曲にのせて花火を打ち上げることも、この競技会の一つの特徴となっており、その曲と花火のテーマの相関性を楽しむこともできる。花火の打ち上げ中もテーマ曲は流れているが、花火の大音響はそのテーマ曲をかき消すほどであり、テーマ曲が聞こえるのは事実上プログラムアナウンスの時だけである。テーマ曲の曲目は最新のポップスから味のあるクラシックまで幅広く、いかなる世代が観覧しても少なくとも一つは知っているテーマがあるだろう。
競技新作花火5つごとにスターマインが1セットずつ用意されている。大会の最後には、湖上花火大会でも打ち上げられ、諏訪湖花火の名物でとなっている水上スターマインが打ち上げられ、大会は幕を閉じる。
第22回大会(2004年)までは女性花火師によるエキシビジョンマッチが30セットの競技花火以外に5から6セット組まれていたが、第23回大会(2005年)では組まれず、30セットの競技花火だけの構成となっている。
諏訪市観光協会をはじめ、経済産業省等から審査員を招き、花火師たちの力作が評価される。優勝には経済産業大臣賞が授与される数少ない花火大会でもある。
諏訪湖は、立地条件による音響のよさ(詳しくは諏訪湖祭湖上花火大会の概要参照)等、花火の適地であることもあり、湖上花火大会に並んで、近年観客数も増加の一途をたどっている。
- 2004年大会規模
- 総打ち上げ数 約1万7000発
- 観客数 約30万人
- 競技参加花火師(=競技参加花火セット数) 30名(セット)(2005年)
[編集] 歴史
[編集] 交通
[編集] 道路
花火大会当日は諏訪湖周辺で、例年18:00~22:00まで会場周辺の歩行者天国、道路の一方通行化等の交通規制が敷かれる。また、諏訪湖近辺から最寄インターチェンジである、中央自動車道諏訪IC、長野自動車道岡谷ICを結ぶ道路は渋滞する。花火大会終了直後は特に車の移動が相次ぐため、諏訪湖周辺をはじめとして大変な渋滞が予測される。
市施設等の駐車場が無料・有料の臨時駐車場として開放されるが、その数は人出と比べて極めて少ない。また、諏訪湖間欠泉センター駐車場は、歩行者天国内の臨時駐車場となり、22:00に歩行者天国が解除されるまで出車できない。
尚、中央自動車道諏訪湖SAでの花火の見物はできない。
[編集] 鉄道
会場最寄駅は、JR東日本の中央本線上諏訪駅である。当日は臨時列車も運行され、輸送増強がなされるが、利用者は多く、大変な混雑になる。 混雑による混乱・危険の防止のために、改札止めが実施される。
[編集] 外部リンク
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