凶作
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凶作(きょうさく)は、栽培している農作物の収穫量が通常より少ない状態。反対の状況は豊作という。
凶作は農作物にとって、たとえば長雨や日照不足などにより成長に適する環境が続かなかった、河川の氾濫などの災害に襲われた、害虫・細菌・ウイルスの影響を受けたなどの原因で起こる。
凶作が広い範囲で起こると、その農作物は市場へあまり出回らなくなることになり、しばしば価格の上昇が起こる。近代以前においては農業分野における技術水準の低さから数年に一度の頻度で発生していたとされており、人々の生活は食料不足と常に隣り合わせであったと言われている。近年でもコメが極端な凶作となった1993年米騒動において社会問題化した。
また極端な凶作の場合、十分な蓄えがない、あるいはその農産物の代替財が存在しない場合は飢饉が起こる。 それに伴い、日本では百姓一揆が起きた。
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