前払費用
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前払費用(まえばらいひよう, prepaid expenses)とは、一定の契約に従い、継続して役務の提供を受ける場合、いまだ提供されていない役務に対して支払われた対価をいい、前払利息、前払保険料、前払家賃、前払保証料等が該当する。
前払費用は、このような役務提供契約以外の契約等による前払金とは区別しなければならない。
会計上の流動資産の一種である。発生主義(accrual basis)に基いて、先払いした費用を此れからサービスを受けられる状態にある資産と認識するために、流動資産の一種となる。例えば保険金を先払いした場合は、その先払いして保険契約をした期間分だけ後から保険のサービスを受けられ状態にあるので、この保険金の費用はそれが実際に使われてしまう(期限が過ぎてしまう)までは資産の一部として認識されるのである。使われてしまった後は借方(debit)に費用、そして貸方(credit)に前払費用(prepaid expenses)を計上する事によって、最初に借方(debit)に計上した前払費用を消し去る方法を取る。
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