北条朝時
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北条 朝時（ほうじょう ともとき、1193年（建久4年） － 1245年5月3日（寛元3年4月6日））は、鎌倉時代の北条氏の一門。鎌倉幕府第2代執権・北条義時の次男。母は正室 比企朝宗の女。名越流北条氏の祖。子に名越光時、名越時章、名越教時ほか。初代執権・北条時政の孫。
1206年10月に元服し、名越次郎朝時と称した。母は正室 比企朝宗の女であり嫡男であった。ところが1212年、鎌倉幕府第3代将軍・源実朝の怒りを買って失脚となった上、父義時からも父子関係を絶縁されてしまい、駿河国富士郡での蟄居を余儀なくされてしまった。これにより、側室を生母とする兄、北条泰時が北条得宗家の嫡男とされた。朝時は1213年、和田義盛の乱が起きると北条方として活躍した為、その功績によって鎌倉へ帰還する事を許された。1221年の承久の乱でも、佐々木信実や結城朝広らと協力して北陸を転戦し、越後や越中の朝廷軍を撃破した。この功績により、加賀・大隅・越後などの守護に補せられた。
1236年9月には評定衆の一人として幕政に列し、6年後、出家して生西と号した。1245年4月6日、53歳で死去。
朝時は北条嫡男の地位を逸したことで名越流の祖を創設し、得宗家の風下に甘んじたが朝時自身は兄泰時との関係は良好であったという。しかし、その後の名越流は朝時の嫡男 光時をはじめ次男 時章、三男 教時とも得宗家には常に反抗的で度々謀反を企てている。
[編集] 父に義絶された理由
朝時は一時3代将軍・源実朝の怒りを買い、さらに父義時に義絶されたがこれは伯母政子の官女の佐渡守親康の娘に艶書を送っていて密会したのが露見した為とされている。
[編集] 官職位階履歴
※日付＝旧暦
