及川暁
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及川 暁(おいかわ さとる、1959年 - )は、耳目社所属の競馬実況アナウンサー。岩手県出身。及川サトルと表記される事もある。南関東4場と金沢競馬場で実況を担当している。また、岩手朝日テレビの競馬中継でも実況を担当している。
同志社大学卒業後、兵庫地区の競馬実況アナとして名高い吉田勝彦アナの弟子となり、1982年に姫路競馬場で実況アナウンサーとしての活動を開始。
1989年に笠松競馬場で行なわれた第1回全日本サラブレッドカップの実況が耳目社の社長に評価され、耳目社に移って南関東4場の実況などを担当するようになる。
及川の人気を確実にさせたのは1991年の帝王賞の実況である。このレースの勝ち馬であるチヤンピオンスターは屈腱炎で2年にも及ぶ長期休養を克服しての勝利だったことから、ゴール前の直線で抜け出したチャンピオンスターに対して「まさに不死鳥、やっぱりお前がチャンピオンだ!」という名言を残した。これは不世出の名実況として、勝ち馬であるチャンピオンスターと共に現在でもファンの記憶に深く刻み込まれている。
中央競馬の実況をしているラジオNIKKEIのアナウンサーとは全く対照的なそのアメリカンスタイルの実況は、数多くの大レースでの名言と共に地方競馬を代表する実況アナウンサーとして認知され、競馬ファンからも人気の高いアナウンサーとなっている。
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